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恩寵の扉が開くまで Part2

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3、ハワイリトリートから戻って

 

(2)世界平和の祈り

 

フルーツ断食リトリートは毎月順調に行われ、フーマンとの絆は確実に深まっていった。

予定では、翌年の春には再来日をする事になっていた。


ところが、12月のリトリートの直前に思いがけないメッセージを受け取った。
 



「今、世界は戦争の危機にあり、このままでは世界中が

 戦争に巻き込まれる危険性がある。

 私は戦争を回避するために一時教えを停止して、

 全エネルギーを世界平和とワンネスの祈りの為に捧げる。

 世界は今、とても強く平和を必要としている。

 そのために世界平和の祈りを

 リトリート参加者も一緒に行って欲しい。」


という内容だった。

 



そしてリトリート参加者に対して、次のメッセージが与えられたのである。




「我々は全員がこの地球に対して責任を持っている。

 真の光明への道は、地球への愛と慈悲をないがしろに

 するものではない。

 我々の道は一生をかけて、なによりもまず最初に自分自身の

 内的な目覚めに焦点を合わせる必要がある。

 しかし今は緊急を要する時であり、

 外側に向かって愛と慈悲を与える事が要求されている。

 その意図が明確であれば、その見返りとして光明への肯定的

 なカルマをもたらすだろう。」

 




メッセージはイラク戦争が勃発するかなり前の事であり、世界情勢に疎い私にとっては、ブッシュ政権があれほど愚かでイラクに進攻するとは全く予想だにしていなかった。


それまでは、瞑想と世界情勢とを全くの別世界の事として捉えていたので、まさに「寝耳に水」の出来事で当惑した。

フーマンのメッセージを受け取って初めて、世界情勢の危うさを知り、自分も無関係ではないのかも知れないと思い始めたのである。





そこでリトリートの時は、瞑想の始まりに参加者全員でフーマンのインストラクションに従い、世界平和の祈りを捧げる事
にした。


祈りの方法は、まずマインドを空っぽにしハートに呼吸をして、ハートを深く感じる事から始める。

そしてハートで感じる祝福を、周囲に広げて行き、日本そして地球全体へと愛と平和を与えていくというものである。



世界平和への貢献はともかく、祈りから始める事で瞑想の質が驚くほど深くなった事は確かだった。





それから4ヵ月後の2003年3月20日、フーマンの危惧した通りにイラク戦争が勃発し、日本を含む世界の趨勢がそれを支持し、戦争に巻き込まれていくという狂気じみた事態に陥った。


世界平和の祈りは続けたが、砂漠に水をまいている様な虚しさと無力感にしばしば襲われた。

しかしフーマンは、世界平和の祈りは非常に重要で大きな影響を世界に及ぼすと断言している。




「世界平和は、目覚めた魂と純粋なハートの持ち主が

今こそ本当に世界に平和をもたらそうとする

意識と意図を持つかどうかに関わっている」



という。

 




世界平和をもたらすには、瞑想により個々人が目覚める事が何よりも大切である事は、OSHOからも学んでいる。



「未来永劫に続く暗闇を照らすのも、

 たった一本のロウソクの光で充分だ」



「たった一粒の種があれば、全世界を緑にする事が出来る」



「生(Live)、愛(Love)、笑い(Laugh)が、

 核兵器を廃絶する唯一の方法だ」



こうした美しいOSHOの言葉も、自分が世界平和に貢献する事とはあまりにもかけ離れていて、それまでは全く実感が湧かなかった。





しかしこのフーマンのメッセージが、世界平和に貢献する事と自分の在り方という事に、初めて目を向け始めるきっかけとなった。

世界平和を含め、この世に奉仕できる力と役割が自分なりに与えられている事を確信したのは、それからずっと後になってからの事だ。


だからこのリトリートは、世界平和を自分の事として捉える大きな転機となったといえる。

なおフーマンのメッセージは「戦争の予言ではなく(not a Prediction)、精神的な光明意識が事前に平和のエネルギーを送り出す事でそれを防ぐ( about Prevention)事について」である事を追記しておく。

 

 


  (3)
神秘体験!?



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