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恩寵の扉が開くまで Part2

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2、ハワイリトリート

 

(3)カルマを解消する3つの方法

 

ハワイリトリートに関しても、ここでその内容のすべてを伝える事は不可能だ。

ただ私にとって一番印象深かった事柄を一つ紹介したい。

それは、カルマの解消についてフーマンの語った言葉だ。



フーマンによると、カルマを解消するには3つの方法があるという。

1番目はエネルギー的に働きかける事、2番目は赦す事、3番目は奉仕する事。

 

 

リトリートで行われる瞑想やカルマワークが1番目に相当する事は言うまでもない。

フーマンの臨在とともに在る事自体が、強力なエネルギーワークだった。



 

2番目に関しては、具体的に自分の中で「赦していない出来事」と誠実に向き合う事から始めた。


「赦し」というとキリスト教的なものを連想されがちだが、ここではハワイのシャーマニックな伝統を踏まえたものだった。

実際に赦しの神殿として有名なハワイ島の聖地を訪れて、フーマン主導の下、赦しの儀式が行われた。

かつては実際に罪を犯した人々がこの神殿に辿り着くと、儀式が執り行われ罪が許されたという。





神殿は海に面していてちょうど夕日が沈む頃に行われ、海からの潮風がとても気持ちよく、すべてが浄化される感じだった。

この儀式こそハワイリトリートのハイライトであり、最も美しく印象深いものだった。


噂によると過去生でフーマンはハワイの神官だった事があるそうだが、さもありなんといった風情だった。

フーマンの慈愛に満ちたエネルギーにより、私にとってどうしても赦せない出来事を、すーっと手放す事が出来たのである。

 

 


ところが3番目の奉仕という事に関しては、カルマ解消とどう繋がるのか解からないままリトリートは終了してしまった。


そもそも自己の覚醒こそが最優先だと思っていた私にとっては、奉仕という言葉自体に抵抗すら感じた。


奉仕というからには、その対象としての相手が必要となる。

奉仕のエネルギーは外側に向かい、瞑想のエネルギーとは真逆であり、覚醒の道から外れるのではないか?とすら思われ、いつの間にか奉仕の事はすっかり忘れ去ってしまっていた。

 


しかし、いったい我々は何故瞑想するのだろう?


「魂の目覚め」がその答えだとしたら、我々はただ魂の目覚めの為にのみ、この世に生まれて来たのだろうか?

もしかしたら我々がこの世に生まれて来た背景には、何らかの個人を超えた深い意味や目的があるのではないか?

そうした意味づけを深く探求していくと、結局は奉仕とか、この世に対する貢献という事に行き当たらざるを得ない。

 

 

 

非常に興味深い事は、瞑想家に対して「あなたの魂が完全に目覚め自分の問題が全くなくなったらどうしたい?」と聞くと、「目的を達したからこの世を去りたい。」と答える人は殆どいないという事だ。

ほぼ例外なく、「人を救いたい」とか「この世に貢献したい」と答えるのである。

 

 


しかし私が、人が魂として自己本来の役割を生き始める時、その辿り着く先が奉仕であり、カルマ解消に繋がるという事を理解したのは、ずっと後の事だった。

「悟ったら、この世に奉仕したい」という探求者は私も含めて大勢いる。

だがそれは「たった今すでにある悟り」を未来へ引き延ばす事であり、それこそがカルマの連鎖を終わらせることを妨げている要因でもあるのだ。
 


 

3、ハワイリトリートから戻って

(1)フルーツ断食リトリート



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