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2、ハワイでの個人セッション(第1回)

  

 2日目(2001年7月3日)

 

(8)ワンネスの始まり

 

フ:オーケー、キヨタカ。
あなたの中心は何処にある?

キ:何処にもありません。

フ:そう、それとともに留まりなさい。
I AMの体験はどうかな?


キ:IAMではなく、ただAmness を感じます。

 

フ:マインドは? マインドはどこかに存在している?

キ:どこにもありません。でもどこにもないという事を認識しているものがありますが、、、


フ:それは単なる脳の機能だ。
気づきのプレゼンスはあらゆる所に遍在しているのを感じるかな?

あなたが言うAmnessは、気づきでもある。
純粋な気づきだ。

そして、「今」という存在でもある。
あなたは、「今」をどのように体験しているかな?


キ:「今」というフィーリングは、それ自身が体験しています。

フ:その通り。
すなわち、あなたは不在で「今」があると言う事だ。

ただ「今」がある。

 

 

キ:それじゃ、いわゆるアドヴァイタの教えと同じですね?

 

{アドヴァイタはヒンドゥー教の伝統的な非二元論で、近年ではラマナ・マハリシやその弟子のプンジャ・ジ等によって広められた。
しかしここで言うアドヴァイタの教えはそれとは違い、当時流行していた「アドヴァイタ・ムーブメント」とでも言うべき現象をさす。

「あなたはすでに真我を実現している」というプンジャ・ジ等の教えを浅薄に理解した人々が、次々と悟りを宣言して、真理の伝達の集まりである「サットサング」が、雨後の竹の子の如く、様々な所で行われた。

私も、何人もの「悟った」と自称する人々のサットサングに出席し、時には通訳やオーガナイズも頼まれたりしたものだった。
しかしその「悟った」人々をよくよく観察してみると、首をひねらざるをえない事がしばしばあった。

彼らの教えの特徴は、「あなたは真我だ」とマインドで理解した事や一瞥した事を、究極の体験と取り違え、何を尋ねても「あなたは既に悟っている!」と、金科玉条の如く繰り返す所にある。

最近はかなり下火になってしまったようだが、「
悟り」は、誰か特別な人にのみ起こりうる極めて稀な現象ではなく、誰にでも起こりうる可能性のあるものとした功績は大きい。
しかし「私は真我だ」との一瞥をもって、さらなる魂の進化をストップさせてしまった弊害も多々あると思われる。
特にビーイングの深みを知る事もなく、「私はもう瞑想は必要ない」と思い込んでしまうアドヴァイタ信奉者に接すると、残念に感じる。}




フ:非常に違う!
それについて説明しよう。

しかしあなたは、ただ「今」の体験に留まっているように。
私はあなたのマインドに働きかけ変容させようとしている。

だから今は、あまりたくさん質問しないで、これ(This)へ溶け入りなさい。
後で、なんでも質問するがいい。




アドヴァイタは、何か非常に違った事について語っている。

彼らはただ一つのことについてのみ語る。

つまり「純粋意識があなたの本性だ」という体験のみについて語る。
そして、だれもが同じものを得ようとする。




私たちの教えは、まずステートオブ プレゼンスに始まり、I AMの体験を通っていく。
そうして今あなたが体験しているこれ(This)へ導き、さらにその先へと成長させる。

今あなたが体験しているものは、通過点であり、最終結果ではない。

しかし、この通過点において、私はあなたのマインドを落とす。

そして、このポイントで、純粋意識はあらゆる所に遍在している事が解るだろう。

この純粋な意識は、実際にはまさに透明な私(transparent me)でもある事がわかる。

 


だからそれを感じてごらん。

透明な(transparent)とは、殆どそこにいないという事だ。

全ての体験をしている「体験者のそもの」がいなくなる。

体験を見て認識する人が、いない。
なぜなら、マインドがなくなるから、、、。

だから究極の体験とは、まったくキヨタカの体験なんかではない。

なぜなら体験する人が失われるからだ。

去ってしまう。

体験者はいない。

それが究極の体験だ。

・・・・・・。

 


そして今あなたに開かれつつあるこの新しい身体において、あなたの認識、私という感覚が変化するだろう。

もっともっと、その境地(state)と一つになっていく。

あなたのI AMは、もっと普遍のI AMとなる。

キヨタカのI AMから、より広大で拡大したI AMだ

 

これは単に、あなたの新しい段階だ。

そうする事であなたのマインドが変容する。

再びマインドは戻るだろうが、以前とは違った、新しい在り方となる。

だからここ(ハワイ)にいる間は、ただこれ(This)に留まるように。
目を閉じて内側に入ると、自分のビーイングの深さを感じるかな?

 

キ:殆ど無心(ノーマインド)状態にいます。でもまだそれをチェックしている人(チェッカー)がいます。目を開けても閉じても、そのチェッカーに変化はなく、ここにいます。

 

フ:もちろんだ。しかし目を開けても閉じても、無心(ノーマインド)の境地はあるだろう。

 

キ:はい。

 

フ:この状態は、通常のあなたのマインドの機能とは非常に違ったものだ。

この状態においてチェッカーは、その境地(state)そのもの機能だ。

しかし今あなたにとって、チェッカーはとても強く、全ての状況をチェックしている。

しかしだんだんと穏やかなチェッカーとなり、境地(state)と溶け合う。

今、あなたのチェッカーは岩のようだ。全てを観察して、強いまま留まっている。

しかしチェッカーと境地がだんだん溶け合うと、まだチェックの機能はあっても、非常に透明で境地(state)と一体のものになる。

 

 

それでは、今、目を空いたまま、ただそこに坐っているように。

そして、自分がただそこに坐っているのを見ているように。

 

そこにはプレゼンスがある。

気づきのプレゼンスは、あらゆす場所に遍在している。

それは「今」というプレゼンスだ。

そして、ノーマインドがある。

あなたは、透明で空だ。

殆ど、そこには誰もいない、と言える。

 

観照(witnessing)する境地(state)は、もちろんそこにある。

しかしそれが統合されると、後ろから観照する人、ではなくなる。

観照そのものが、ある。

 

あなたのマインドが、ノーマインドに慣れ親しまない限り、絶対状態(absolute state)やビーイングを体験するのは難しい。

 

そちらの方向へもっともっと動いて行く必要がある。

 

そのためには、もっとマインドを落とす事だ。

考えない事だ。
 

考えないにもかかわらず、認識と洞察は起こる。

 



少なくともここにいる間は、出来る限りマインドを脇に置いておきなさい。

日本に帰る時に、マインドを再びかぶって、好きなだけ使ってかまわない。

しかし、そのマインドは、かなり違ったより変容されたマインドになるだろう。

 

あなたはやがて、意のままに、ただちにノーマインドにアクセス出来るようになる。

それを、私はあなたに望む。

そうする事が、あなたのOSHOへの献身を成就する事となる。

なぜなら、彼はいつもノーマインドについて話をしていた。

だからそれを体験し、それになって欲しい。

あなたがノーマインドになり絶対的な空になると、境地(state)は内側や外側でなくあらゆる所へ広がる。

そして、あなたのプレゼンスと普遍のIAMがどんどんと一つに溶け合っていく

あなたはまだ、(霊的な)手術の最中にある。

時が過ぎるにしたがって、以前は体験しなかった新しい深さが開いていくだろう。

 


キ:ここ(ハワイ)にいる間、どのように過ごしたらいいですか?

 

フ:歩いていても、食べていても、何をしていても、ノーマインドを思い起こすように。

そして瞑想中は、あなたを内側に引き込む力に任せるように。

そうすることで、瞑想がもっともっと深くなるだろう。

今週は、全てを忘れて、「今」にいる事を心がける事。

 


キ:読書はどうですか?

 

フ:短期滞在なのだから、読書は勧めない
水泳とか散歩やスポーツの類をするといい。

あなたがこの部屋にいなくても、私はたえずあなたに働きかけ続けよう。

ただノーマインドを思い起こし続けなさい。

例えば今、観照(witnessing)があるだろう?

この観照は、あなたは既に知っている通り、マインドに先立つものだ。

この観照と行為とが、だんだん統合されるようになる。

そして、全てとひとつであるフィーリングがどんどん起こるようになる。

 

ちょっと目を開けて坐ったまま感じてごらん。

内側も外側もない、という事が解るかな?

 


OSHOのワークのエッセンスはタントラだ。

「Only one sky」や「存在の詩」を読んだことはあるかな?

OSHOの初期の講話だが、、。

いま私が伝えようとしている事が書かれている。

内側と外側が一つとなるという事だ。

ワンネスの意識の海、普遍のI AMだけがある。

 

その始まりがあなたに起こりつつある。

まだ始まりだが、、、。

 


あなたのマインドは時には非常に強力で、平和である事を許さない。

このワークをする事で、あなたはもっともっと平和である事が出来る。

あなたの質問は、この平和とともにある事で、シンプルに答えを得るようになる。

あなた自身が平和になり、平和を体現する様になる。
あなたのマインドは、もっと平和と溶け合うようになる。

この事は非常に重要だ。

私は、あなたの中のある要素を、非常に早く加速化しつつある。

だから、ただそれに漂うように。


 

 3日目(2001年7月4日)

(1)名前を落とす